▲船と島
佐志生の尾本漁港から渡船「島丸」で黒島まで3分。船は6:00〜20:00まで
随時運行されています。片道大人300円・小人150円。
▲海水浴
シャワーやボート、貸しテントなどが完備されているので、夏は海水浴客でいっぱい
です。観光船での島めぐりや釣りも楽しめます。
▲碑
今年、記念碑などが建つ公園が整備され、一段と過ごしやすくなりました。資料館も
あるので、夕涼みにゆっくり歩いてみましょう。
めているとこです。
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リーフデ号漂着で、日本ではじめて英語が話された島
黒島は臼杵湾に浮かぶ周囲約3km、標高27mの小さな島。 島内には旅館・黒島荘を中
心にバンガローやテントサイトなどがあり、夏になると海水浴客やキャンパーたちで
賑わいます。
今ではレジャーの島として知られる黒島ですが、遠い時代にさかのぼると日本にとっ
ては意義深い歴史の島でもありました。
江戸時代、徳川家康の政治顧問となったウィリアム・アダムズ(三浦按針)が乗船
したオランダ船リーフデ号が慶長5年(1600)、黒島に漂着したのです。日本との交易をめざして、武装商船5隻がオランダを出港したのは1598年8月。南米の
東海岸からチリ、マゼラン海峡を通り、暴風のために2隻が行方不明になりながらも、
リーフデ号だけが日本に向かいました。
そして2年後の4月19日、臼杵の佐志生に 漂着したのです。 ウィリアム・アダムズは日本に上陸した最初のイギリス人だったのですから、日本
で初めて英語が話されたのは臼杵だったといえます。
漂着したウィリアム・アダムズとヤン・ヨーステンは、当時の臼杵藩主・太田一吉
の庇護を受けて徳川家康に引見され、のちに外交顧問として活躍し、日本とオランダ
交易の礎を築いたのです。
今年の黒島キャンプ開きは6月2日。
島にはリーフデ号の船尾像やエラスムス像など、 オランダ船リーフデ号の漂着を記念した資料館などがあるので、海水浴とともにゆっ
くり公園を散策して歴史に触れてみてはいかがでしょか。
<島丸>
■ 問 合 せ 先/TEL 0972-68-3939
<黒島荘>
■ 問 合 せ 先/TEL 0972-68-3939
■ 宿 泊 料 金/1泊2食7000円〜(税・サービス別) ■駐 車 場/100台
(1日500円、黒島荘の宿泊者は1泊1000円)
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