★旧平井家住宅


▲七夕
毎年7月の上旬には七夕の飾り付けが行われます。広い土間には、近くの幼稚園児たちが飾り付けた七夕飾りが立ち並びます。


▲玄関
格子戸や歌舞伎門に風格と歴史が感じられる玄関。


▲庭とお部屋
白い塀や飛び石に趣のある箱庭。紫陽花や樹木などが茂り、広いお屋敷とともに年輪を感じさせます。


▲土間とお部屋
広い土間が連なる玄関には、カマドやいろりが再現されています。天井は板を張らずに、太い梁がむき出しのまま。これは、天井裏に敵や不審者が忍び込まないようにするための武士の知恵の表れなのだそうです。

夜市のついでに、七夕飾りを見に立ち寄ってみよう 
 図書館や社会福祉センターなどが並ぶ、臼杵の中心地にある旧平井家住宅。
  かつて臼杵の藩主だった稲葉家の里帰りのために建てられた、お屋敷『稲葉家下屋敷』と隣り合わせにあります。

  稲葉家下屋敷は明治に建てられ、美しい庭と格式あるお屋敷として知られていますが、旧平井家住宅は200石取りの武家のお屋敷です。
  200石取りというのは、5万石の臼杵藩では上級武士にあたり、天井裏から発見された棟札によって安政6年(1859)の建築であることがわかりました。
 
  旧平井家住宅は、江戸時代後期の建築様式を駆使したお屋敷で、当時の上級武士の暮らしを垣間見ることができる貴重な武家屋敷として今も臼杵の街にたたずんでいます。  
  お屋敷の中は、天井の棧が床の間に向かった床刺(とこざし)の間(=切腹の間)や客人用と家人用に区別 された玄関、天井板を張らないままになっている天井などに、サムライの気風が感じられる造りです。

 旧平井家住宅では、毎年7月上旬に七夕祭りが行われます。今年は夜市と重なる8日(土)に訪れると、子供たちにお楽しみが待っているということなので、ぜひご家族で出かけてみてはいかがでしょうか。

<旧平井家住宅七夕祭り>
■ 観覧時間/8時30分〜17時(7月8日は〜21時)
■ 入 館 料 /無料
■ 住  所/臼杵市祇園洲6番の6
■ 問合せ先/臼杵市文化振興課
      TEL 0972-63-1111

<稲葉家下屋敷・旧平井家住宅>
入  館  料/大人320円、小人160円
■ 観 覧 時 間 /8時30分〜17時
■ 住    所/臼杵市祇園洲6番の6
■ 問 合 せ 先 /TEL 0972-62-4416