創業以来変わらぬ味はすでに完成されている。６０年以上の伝統の味をぜひ味わってみて！

笑顔があったかいこの顔ぶれ。店内には常連でなくても気軽に立ち寄れる、和気藹藹の雰囲気が立ち込めている。

この、のれんが目印。ＡＭ１１：００から営業しているので、昼食にもぜひ利用したい。

「ここのおでんを食べたら、よそでは食えん」と常連は口にする。昭和１１年から、おでん一筋に取り組んできたここでは、やはり年季違う。関東煮のだしは創業以来、不変の味とか．．．、まろやかでコクのある深い味わいに６０年以上の歴史が香る。
　”焼き豆腐”、”がんもどき”、”袋物”．．．、ほとんどのネタが既製品を使わない手作り。「出来上がったのは好かん」というこのお店、朝早く起きて作るネタには職人のこだわりが感じられる。ごぼうなどがたっぷり入った”がんもどき”や味が中まで染み込んだ”焼き豆腐”、軟すぎず硬すぎず絶妙の歯ごたえがたまらない”すじ”、だしと合性バッチリの”ゆでたまご”等、どれを取っても味は絶品！「おでんはやっぱり冬でしょう」そんな声も聞こえてきそうだが、ものは試し、ぜひ真夏の暑いときに食べる事をおすすめ！暑さを忘れて食べる事にもう夢中！食べ終わった後のスッキリ、サッパリ感は病み付きになるかも。さらに、冬には広島から直送の牡蠣が入り、その旨みが滲み出て、だしにより一層の深みが加わるそう。一年中美味しく頂けるおでんに店内はいつも賑やかだ。
　また、口コミや、噂がひろがり県外でも有名なここでは、毎日親方が釣った魚を刺し身にして頂ける。時には関アジ関サバもあり安くて新鮮と、これまた結構な評判を得ているとか。おでんは持ち帰りも出来るのでおみやげには打ってつけかも。
　「いつもにぎやしー（賑やか）けん、大人数で来る時は電話しておくれ」と言う「のんきや」。店内に飾られた２００個ものちょうちんは全部お客さん達のおみやげ。なんとなく、お店とお客との仲の良いやり取りが想像できる。今年の夏もおでんの美味しさとアットホームな雰囲気に客足がとだえる事はなさそうだ。