ずらっと魚料理のメニューが並んでいる。
魚屋によくある冷蔵のショーケース。この中の料理は、お客さんが自分で席に持っていける。究極の特急メニュー。
気のやさしい大将。インターネットを見たと言えば、サービスしてくれるかも。
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魚を食べながら一杯やりたい、と思ったら「海鮮居酒屋うおんたな」がおすすめ。
ちょっと変わったこの店名は、魚屋が集まった市場のような界隈をいい現す昔からの言葉「魚ん店(いおんたな)」から付けられた。その名の通り、毎朝大将自ら魚市場で仕入れるという新鮮な魚を使った料理がメニューに並んでいる。それもそのはず、ここの大将は創業60年の鮮魚店のご主人でもある。7年前から始めた「うおんたな」は大繁盛。この10月には店舗も道路向いに増設、席も増えた。
おすすめは、生野菜の上に生魚やタコ、イカが贅沢にのった「魚のサラダ」。ボリュームに応じて、500円、1000円、1500円と選べるから、人数に合せて注文できる。
ちょっと変わったところで「うおんたな風パエリア」(1280円)。後藤臼杵市長の要望でメニューに加えられたというこの一品は、スペインと臼杵の交流を進めるエスパニア協会会長でもあるフンドーキン醤油株式会社副会長小手川道郎氏にも大好評。
魚のコース料理は、3000円、4000円、5000円の3コース。10月中だったら500円引きで頂ける。冬場はふぐのコースもあり、こちらは3800円、4800円、5800円と魚屋さんならではの低価格。コース料理は要予約。30名までの宴会もOK。
普通の居酒屋とは一味も二味も違う。違うといえば、BGMもちょっとユニーク。居酒屋にありがちな有線や演歌ではなく、ここのBGMはなぜかジャズ。「理解はないが、縁がある」という大将は、昔、商工会青年部でジャズ・コンサートの実行委員長をやっていたとか。聞き流せる煩わしくない音だからと大将が選んだこのBGMは、店の雰囲気とも意外とマッチ。日常から離れた不思議な気分にさせてくれる。
いつも店内いっぱいにお客さんが溢れている「うおんたな」。「行ったけど席が空いてなかった」なんてことがないよう、電話を入れてから行こう。
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