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ショウガのお話

ショウガ

ショウガは熱帯アジアの原産で、日本でも「古事記」に登場しているほど古くから使われている香辛料です。紀元前から西洋に伝わり、ローマ帝国の関税の対象にもなっていたというから驚きです。
和食や中華料理で味に何か足りないと思った時は、ショウガを加えてみると味に深みが出て美味しくなることがあります。特有の芳香と辛味は、甘い味つけにも辛い味つけにも用いられる万能香辛料と言ってもいいでしょう。 ショウガの香味は、魚や肉の生臭みを消すとともに、消化酵素を含んでいるので、 ほかのジアスターゼといっしょになって消化効率が倍加します。
また、たんぱく分解酵素も含まれているので、肉を柔らかくする働きもあります。豚のしょうが焼きは、豚肉をしょうが醤油に一晩漬けておくと味がよくしみて美味しいですが、味だけでなく肉質を柔らかくする作用もあるのです。
和食では、梅酢漬けの紅ショウガにしてお寿司のお供にしたり、針ショウガにして煮物に香りと色どりを添えたり、さらには風邪薬としてショウガ汁を飲んだりと、いろんな所に取り入れられています。欧米では、レバー料理やカレー、ピクルスなどの料理以外は、甘いお菓子に用いることが多いようです。
たとえばジンジャーパンやプリン、ケーキ、クッキー、ジンジャエールなど、ショウガ独特の辛味と甘味がなんともいえないハーモニーを奏でるものばかりです。
お料理だけでなく、お子さんたちのおやつにさっそく取り入れてみてはいかがでしょうか?

生姜

〈生姜〉生姜科
学名:Zingiber officinale
由来:学名のZingiberは角形のという意味のサンスクリット語(Sringavera)に由来し、根の形を意味した物。 officinale は薬用という意味を持っている。
収穫:6~7月

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