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制作者のロジェリオ・リベイロさんからのメッセージ

私の生涯の仕事として取り組んでまいりましたアズレージョが、この度臼杵市南蛮資料館に取り付けられることになり、心底、慶んでいる次第でございます。
  私のアズレージョ制作のなかでも、とりわけこの仕事における、美しい町並み、建築物との調和は魅力的なテーマでした。日本・ポルトガル両国民の最初の出合いを刻み、友好の歴史を認識させながら人々に語り継がれることでしょう。   アズレージョパネルの中には、異文化交流を通じて繊細な、教養をもった心の優しい人々を見い出すことが出来ます。   この作品には、『再会』という意味合いも刻みました。それ故に、今回の企画にご理解とご賛同をいただいたすべての皆様方に対し心より謝意を表すと共に、公開されたアズレージョ・パネルが、当時の友愛の精神、人々の交流と相互理解を思い起こさせ、これからも両国の有効な関係を築くうえでの一助となることを望んでおります。

プロフィール

現在リスボン大学教授

1930年エシュトレモ(Estremoz エボラの北東約40k)生まれ。
画家としての基礎をリスボア高等美術学校(Escuela Superior de Bellas Artes de Lisboa)で学んだ。

1950年から参加していた造型美術原野展(Exposicoes Gerais de Artes Plasticas)に54年以来作品を発表、それらは国際的・国内的に総合された変化に富むものであった。彼はポルトガルや国外の公的なまたは個人的な重要なコレクションにその存在を示してきた。ポルトガル版画家協会創設会員として(1958)、主として彼の経歴の初期の時期に、版画家としての旺盛な活動を発展させてきた。

また、個人的な仕事として、企業や官公庁の陶磁器制作にもかかわってきた。

1961年アントニオ・アホイオ装飾美術学校(Escola de Artes Decortivas Antonio Arroio)の絵画・工芸教授として活躍を始め、タペストリー(つづれ織り)を初めて経験した。装飾およびグラフィック・デザイン(Design de Equipamente e Grafico)(協会)での初期の作品類、素材の色彩 や構成などをアトリエでの建築家たちと共同研究、そして芸術的作品類。

  • 1970年、ESBALの教授に就任。
  • 1988年からアマルダ市立美術ギャラリー、1996年からカーザ・ダ・セルカ現代美術センターで指導。
  • 1996年リスボア市当局の要請で地下鉄サンタ・ルシア駅(チリ・サンチャゴ)のアズレージョの壁画芸術を実現した。
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