二王座にある日蓮宗法音寺では、節分に厄払追儺式とも言われる節分会が行われます。節分は百日修行の万願の日で、水ごりの式と節分の豆まきが催されます。
水ごりとは、神仏に祈願するために冷水を浴びて身体の汚れを取り除いて清浄にする儀式のこと。たくさんの人たちが見守る中、県下から集まったお坊さん7、8人が水をかぶります。
その後、その場にいる年男、年女が豆まきをして邪霊災厄を払い、幸多きことを願います。
このお寺は、三代臼杵藩主一通公が豊前を領していた細川公の三女を奥方に迎えるにあたり、日蓮宗がなかったために建立されたもので、竹山を切り開き立てたので竹林山の号がついています。
臼杵城より鬼門の方角にあたるために、山門には魔除けの持国天、毘沙門天の仁王像がニラミをきかせている伝統と格式あるお寺です。
世界中に仏舎利塔を建立した藤井日上人は、少年時代このお寺で修行したといわれています。
場所 | 臼杵市二王座 法音寺 |
臼杵藩主の正室(熊本城主・細川三斎公の姫)の菩提寺として、慶長7年(1602)5月に創建された法音寺。 |
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問合せ先 | TEL 0972-62-2357 |