土地や家庭によって使うだしの違いはありますが、ここでは「かつおだし」「煮干だし」、そして昆布とかつおぶしを合わせた「混合だし」の とり方をご紹介します。
かつおだし
調味料の味に負けない濃厚でコクのあるだし。
めんつゆなどにも使われます。
かつおだしの材料
水 800cc
かつおぶし ひとつかみ 30g
作り方
かつおぶしを入れたまま長く沸騰させないこと。
こすときは、だしがらを強く絞ったりしないこと。
かつおぶしの選び方
ご家庭のお味噌汁に使う鰹節は、形が大きく、薄いものが最適です。濃厚なだしの味を出したい場合は、血合いの交ざった黒っぽいものを使用するといいでしょう。また、かつお節を厚く削ったものや、さばの削り節などを使っても、味は濃くなります。
煮干しだし
(いりこだし)
主に関西地方で愛用されているだし。
味、香りとともに深く濃いのが特徴です。
煮干しだしの材料
水 800cc
煮干(いりこ) 32g(8~12本)
作り方
頭とワタは、臭みの原因となるのでしっかり取り除く。
アクはしっかりとる。
煮干しの選び方
煮干しは、十分に乾燥し、背中側が湾曲している煮干しを選びましょう。鮮度の良い証です。
反対にお腹が湾曲していたり、背中が割れているもの、お腹に穴が空いているものは鮮度が良くないので避けてください。
混合だし
かつおぶしと昆布のあわせだしです。
上品で優しい味わいのだし。
混合だしの材料
水 800cc
昆布 16g(8cm角2枚)
かつおぶし 25g
作り方
沸騰させないこと。
こすときは、だしがらを強く絞ったりしないこと。
昆布の選び方
味噌汁のだしとりに使用する昆布は、 よく乾燥してあり、肉厚で、香りのいいものを選ぶのがコツです。
ちなみに昆布は、採れた海域(産地)によって厳格に格付けされています。