当社では、多文化共生キャンパスを実現している立命館アジア太平洋大学と、新たな価値創造の具現化に取り組む株式会社インスパイアの3者での相互連携協定を締結。その成果として、近年「はちみつ醤油ハラール」の発売をいたしました。
味の創造
1861年に創業し、
日本の伝統と、
新たな味を作り出す
全体の推進サポート
事業開発及び地方企業の
海外展開支援実績豊富
APUの事業展開サポート
多国籍キャンパス
世界約90の国と
地域出身の学生
多様性
フンドーキンは、醤油・味噌を始めとする調味料の製造に長く関わり、その開発力には自信があります。しかし、海外進出を見据えたときに、どのような醤油が世界中の人に受け入れられるかは未知であり、大きな課題でした。
立命館アジア太平洋大学(以下APU)は、海外の大学と比べても稀有な多文化環境で学び、成長できることが評価されている大学です。その多様性から、「若者の国連であり、小さな地球」とも呼ばれ、世界中の意見を集約することができます。APUでは、その豊かな国際性を、学生が学ぶのみならず、新たなビジネス創出にも活用しています。
APUは国際大学ならではのネットワークを活かし、海外進出を視野に入れたマーケティング調査や、国際的な視点でのコンサルティングなどを企業に提供することが可能です。2015年には、大分銀行と投資会社の株式会社インスパイアから支援を受けて『ムスリム研究センター』を設立しています。
このような背景から、現地の嗜好について課題を持つフンドーキンとの連携が浮上しました。
国際色豊かで地理的にも近いAPUと連携することによって世界中から集まったAPU留学生や教員の知見から、現地の好みや、テイスティング実験などのデータをリアルタイムに繰り返し得ることができ、醤油開発の大きな推進力となります。
APUにとっては企業との連携によって、学生により実践的な学びによる成長や、研究の機会が得られ、双方にとってプラスになります。
このようにしてインスパイアの支援のもと、ハラール醤油の共同開発は始まりました。
APUに在籍する異なる7カ国(エルサルバドル・インドネシア・ベトナム・シンガポール・スリランカ・ネパール・日本)出身の国際色豊かなAPUの学生・大学院生チーム11名が、カナダとフィリピン出身の教員の指導のもと共同開発しました。
APUの学生・大学院生チームが学内で約800件のテイスティングを調査。従来の枠にとらわれず、幅広い人種に好まれる味を追求したところ、世界中で親しまれているはちみつの甘味を加えたやさしい甘さになりました。
コンセプト、パッケージ、価格の提案などを経て、フンドーキンで生産、ハラール認証を取得しました。相互連携協定調印から1年半を経た、2019年1月7日に発売いたしました。
ナシゴレン(インドネシアの米料理)やチキンBBQに
肉じゃが、鶏の唐揚げのつけダレ、餅のつけダレに
アイスクリーム、プリンのトッピング など
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はちみつ醤油ハラールの開発では、インスパイアの後援のもと、APUの世界約90の国と地域出身の学生の協力を得ることで、商品開発の上で現地の嗜好について大変参考になりました。
はちみつ醤油ハラールをひとつのロールモデルとし、今後も共同で「世界中で楽しめる味」をつくりたいと思います。