味噌汁の定番の名傍役として、昔から食されてきました。ローカロリーでビタミン、ミネラルなど栄養面でも優れた健康食材。塩蔵、乾燥などのわかめは1年中出回っていますが、旬は3〜5月。この時期はとくに柔らかくて美味しい新わかめが味わえます。
北海道から鹿児島まで全国で摂れるわかめ。食物繊維が豊富なのは良く知られていることですがヌルヌル成分のアルギン酸やカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分も含まれています。低カロリーなのでたくさん食べられるのも嬉しいですね。
わかめは葉体(一般にわかめと呼ばれるのはこの部分です)、胞子葉(めかぶ)、中芯(茎わかめ)に分れています。それぞれに特徴があるので一つの食材が色々な調理法で楽しめます。わかめの定番、味噌汁にもめかぶを最後にサッと入れて食べるのもよし、茎わかめは煮物や炒め物にと重宝します。
ねぎは、具材として他の具と一緒に煮込んでも美味しく、吸い口として刻んで散らしても良いスパイスになります。関東では白ネギ、関西では青ネギが好まれるようです。ビタミンA、C、カルシウム、βカロチンなどが含まれる栄養豊富な食材です。
ねぎは大きく分けると根深ねぎ(白)と葉ねぎ(緑)にわけられます。以前は関東は根深ねぎ、西の方は葉ねぎを食べることが多かったのですが今では流通も発達し全国の様々な種類が食べられます。一般的に根深ねぎといわれるのは加賀ねぎ、千住ねぎ、ブランドが確立した下仁田ねぎ。葉ねぎの代表は九条ねぎ、博多万能ねぎです。
根が付いてるねぎや葉ねぎは緑の部分を出して土に埋めます。ねぎは横向きにねかせて土をかけます。根が付いていないねぎは新聞紙に包んでポリ袋などに入れ、なるべく立てて冷蔵庫の野菜室で保存します。刻んだねぎはキッチンペーパーで水分をとり、密封できる袋や容器にいれて冷凍保存します。
大根は、日本古来より食べられて来た野菜で、根も葉も両方食べられます。
生だと爽やかな辛みがあり、薬味や刺身のつまに良く使われます。加熱すると柔らかで甘みの出る野菜です。煮込むと旨みが良く出るので、味噌汁の具に適しています。
合わせる具材を選びませんが、白菜や玉ねぎなどを入れると、淡白で食べごたえに欠けると感じることも。
油揚げ、わかめなど、食感の違った具材、肉、魚などのボリュームある具材を入れるのがおすすめです。
お店で売られているものの大半は青首大根です。生産量も9割がこの大根です。
他には生産地の名前が付いた亀戸大根、練馬大根、三浦大根、桃山大根、細くて長さが2~3mにもなる守口漬けになる守口大根などがあります。又、最近は伝統野菜が見直され京都の丸い形の聖護院大根、金沢の源助大根なども人気があります。
それぞれの味を食べ比べてはいかがでしょうか。